過去の研究 人文科学上條嘉門次、遠山品右衛門、小林喜作ら北アルプスの山人に関する資料調査
上條嘉門次、遠山品右衛門、小林喜作を中心に、北アルプスの長野県側を拠点に暮らした山人たちに焦点をあて、かれらが使ったと伝えられる道具などの実物資料や関係写真、史跡や文献資料を通じ、山人たちの山での暮らしを推測するとともに、山人としての嘉門次、品右衛門、喜作の実像に迫り、かれらがその時代に登場することになった背景について探りました。あわせて、かれら三人が持ち合わせていた山の知恵を継承した次世代の猟師や山案内人たちの系譜をたどりました。なお、これら大町周辺の山人たちの活動と近代登山黎明期への影響について調査・研究してきた結果は平成18年度企画展に反映させました。
【研究成果】
- 平成18年度 市立大町山岳博物館 企画展「北アルプス 山人たちの系譜 ―嘉門次、品右衛門、喜作 登場の背景―」※会期2007年1月27日~3月25日
- 市立大町山岳博物館編「北アルプス 山人たちの系譜 ―嘉門次、品右衛門、喜作 登場の背景―」(市立大町山岳博物館、2007)※A4判46頁
- 関悟志著「北アルプス山人たちの系譜①~⑤」 新聞連載 2007年2月22~25・27日付 大糸タイムス(大糸タイムス社)
担当研究者関 悟志