過去の研究 人文科学播隆に関する資料調査

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江戸後期の念仏行者・播隆は1826(文政9)年に槍ヶ岳へ初めて登山し、1828(文政11)年に開山、1834(天保5)年には開闢(かいびゃく)としました。当時、なぜ播隆とその弟子や講中の人びとは高く険しい槍ヶ岳の頂上まで歩を進めたのでしょうか。槍ヶ岳開山にいたるまでの過程やその後の動向について、岐阜・富山・長野県などに現存する播隆関係資料や史跡、文献資料から、槍ヶ岳登拝に込められた人びとの思いを探るとともに、国内の近代登山以前における山岳文化史の一面を探りたいと考えました。なお、結果は、ネットワーク播隆代表・黒野こうき氏の監修・協力を得て、平成17年度企画展に反映させました。

【研究成果】

  • 平成17年度 市立大町山岳博物館 企画展「播隆・槍への道程 ―善の綱をたどれば―」※会期2005年6月4日~8月21日
  • 市立大町山岳博物館編/黒野こうき監修「播隆・槍への道程 ―善の綱をたどれば―」(市立大町山岳博物館、2005)※A4判36頁

担当研究者関 悟志

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