展示・イベントイベント

博物館ならではのイベント情報です。

イベント令和8年度市立大町山岳博物館企画展「ライチョウ野生復帰大作戦 ―令和6・7年度の取り組み―」

山岳博物館では、付属園で1963(昭和38)年からライチョウの飼育を開始しました。当初から野生復帰に向けた飼育技術の開発を目的の一つとしていましたが、61年もの間、野生復帰には至っていませんでした。
2013(平成25)年、乗鞍岳でのケージ保護で、野生の雛が母鳥の盲腸糞を食べる様子が確認されたことをきっかけに、「高山植物を消化するために必要な腸内細菌」が母鳥から雛へ継承されていることが明らかとなりました。さらに、母鳥の体内で増えた「野生のライチョウの消化管に寄生するアイメリア原虫」に雛が感染するものの、ある程度防御機構が備わっている可能性があることも判明しました。野生復帰には、飼育下のライチョウをこうした野生の状態に近づけるとともに、野生ライチョウや生息環境への悪影響を防ぐ必要があると考えられました。
そこで、研究者らは野生復帰に必要な研究や技術開発を進め、日本動物園水族館協会(JAZA)加盟飼育施設がその技術を導入。関係機関が連携しながら中央アルプスへ野生復帰できる個体の創出を試みました。このような取り組みの結果、2024・2025(令和6・7)年度に日本で初めて、飼育下のライチョウを人工繁殖し、中央アルプスへ野生復帰するまでに至りました。
本展では、環境省が主導した2024・2025(令和6・7)年度の中央アルプスにおけるライチョウの野生復帰事業について、大学研究機関による研究と、2年間で計8羽の雛を放鳥した当館の取り組みを中心に、雛が放鳥されるまでの道のりを紹介します。ぜひご高覧ください。

日時令和8年9月19日(土)〜12月20日(日)
開催時間9~11月  午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
12月から 午前10時~午後4時(最終入館は午後3時30分)
場所市立大町山岳博物館 特別展示室
費用大人450円 高校生350円 小・中学生200 円
※常設展示と共通、30 名様以上の団体は各 50 円割引
※そのほかの各種割引については窓口でお問い合わせください
備考主 催 :市立大町山岳博物館
後 援 :環境省 信越自然環境事務所、公益社団法人 日本動物園水族館協会

参加者用資料

イベント企画展関連催し 企画展記念講演会

企画展の関連催しとして、ライチョウの野生復帰事業に関する企画展記念講演会を開催します。講師として、環境省 信越自然環境事務所において、ライチョウ保護増殖事業の業務をご担当している生息地保護連携専門官 福田真さんと、野生復帰に必要不可欠であった野生型の腸内細菌叢構築のための技術開発を担っていた中部大学環境生物科学科 准教授 土田さやかさんをお招きします。ぜひご参加ください。

開催日令和8年10月10日(土) 13:00~16:30
場所サン・アルプス大町(大町市) 2階大会議室
募集人員200名まで・先着順
募集期間9月1日〜10月8日(木)まで
対象どなたでも・無料
申し込み参加ご希望の方はE-mail・FAX・電話、または直接当館へお申し込みください。お申し込みの際はお名前、お住まいの地域、ご連絡先電話番号をお知らせください。

イベント企画展関連催し ミュージアムガイド・ライチョウ観察会

企画展関連催しとして、特別展示室における企画展の展示解説を行った後、大町山岳博物館付属園に移動し、ライチョウに関するガイドを行うイベントを開催します。解説は当館学芸員が担当します。ぜひご参加ください。

開催日期間:10月11日(日)、12月6日(日)
時間:10:00~、14:00~の2回(内容は同一)
場所市立大町山岳博物館 特別展示室、付属園
対象どなたでも
申し込み不要。お時間になりましたら、特別展示室入口にお集まりください。
費用通常の入館料が必要です。

過去の企画展・特別展・イベント

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