教育・学習支援M・Sさん

 はじめに、この度はコロナ禍かつ繁忙期にもかかわらず博物館実習を実施してくださり、誠にありがとうございました。
 私は二つの理由により貴館を実習先として希望しました。一つは、博物館学芸員の資格を取得するためには、博物館施設等での実習経験が必要だったこと。もう一つは、自然や山が好きであり登山を趣味としていることから、「山岳」をテーマとした博物館に惹かれたからです。実習内容に関しては、「調査・研究」「収集・保管」「教育普及」の三つの柱を軸に、座学を交えつつ実技を中心に学ばせていただきました。博物館という現場で、なおかつ体を動かして得られる経験は大学では学ぶことのできない貴重なものでした。実習最終日に行った教育普及事業の演習(スポットガイド)は、多くのことに気づくきっかけの場となりました。スポットガイドのようなものは、大学での講義や日常生活の中ではまず経験することのできないものであり、その準備も難しいことから、演習を行えたことに大きな意味がありました。ここから得られた反省点はとても価値あるものです。また、ほかの実習生のやり方・観点も学ぶことができ、とても有意義な機会となりました。今回の実習で経験させていただいたことやそこから学んだことは、次の実習先や残りの大学生活、さらには社会へ出てからも多くの場で活かすことのできるものだと思いますし、ぜひそうしていきたいと考えます。加えて、今回実習を担当していただいた職員の方々は、私たち実習生に対してとても親身に対応してくださりました。時には実習に関する質問のやりとりをしたり、時には個人的な話題で盛り上がったりなど、実習を快適にやり遂げることができたのはこの担当者様のおかげでもあります。本当にありがとうございました。
 おわりに、私たち実習生にとってはあっという間の六日間でしたが、貴館には色々とご負担をおかけしたところもあるかと思います。今回の実習を意味があったものとするためにも、今後とも意識的に取り組んでいきます。この度は博物館実習を行わせていただき、誠にありがとうございました。

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