教育・学習支援京都女子大学K.Mさん
私は、長野県出身のため、山が身近にあって当たり前の暮らしをしてきました。そして大学進学を機に京都へ行ったことで、改めて長野県の自然の豊かさを実感しました。
大町山岳博物館では、長野県の魅力のひとつである北アルプスと人の歴史について展示されていることを知り、興味を持ちました。また、教育普及活動に力を入れていることを知り、博物館の教育普及活動についても学びたいと思い、実習させていただきました。
実習期間は5日間と短い間でしたが、地方博物館の実情や企画展示について学ぶとともに、「さんぱくこども夏期だいがく」のスタッフ、スポットガイドなど実際の博物館業務も経験させていただきました。実習中に博物館の方に「博物館は子どもたちに情報を与えるだけの存在でいいのか、それとも子どもたちがこれから新しい発見をしていく存在になるということまで伝えるべきなのか」という話をしていただいたことが、印象に残っています。実習中に子どもたちと接する中で、私たちの予想を超える子ども独自の発想や質問に驚かされることも多くありました。そのため私は、博物館は子どもたちの発想力や好奇心をより豊かにする存在であるべきだと感じました。
実習全体を通して、つねに学びを忘れないことの大切さも学ぶことができました。博物館職員の方、実習生の方、私のつたないスポットガイドに耳を傾けてくださった来館者の方のおかげで密度の濃い実習となりました。ありがとうございました。