教育・学習支援東京農業大学C.Kさん

私は山岳に棲む生物に興味を持っていたため、大 町山岳博物館で実習させていただくことに決めました。初めてここへうかがったときに、展示室全面に大町に暮らす生き物のジオラマが展示されているのをみて 展示の迫力に圧倒され、この博物館で博物館の仕事について学びたいと強く感じました。
展示する側の意図や伝え方、年齢、ニーズを考 え、それをふまえたパネルづくりや説明の必要があるなど、常に専門家と相手の両方の立場を意識して仕事をされていること知り、学芸員の方のプロ意識を感じ ました。博物館といえば展示や資料整理が主な作業だと思っていましたが、内に留まることなく、地域の子どもたちとのイベントや山岳協会、友の会との共同研 究など、地域の方々と関わり合いを持ちながら活動を行っていることを知り、実際に地元小学校の子どもたちとのレクリエーションや、受付業務、寄贈された山 岳資料の整理作業等をしていくにつれて、地域や山に関わるたくさんの人に愛され、開かれた博物館であることを実感しました。
最初は緊張と不安でいっぱいでしたが、職員のみなさん、同じ実習生のみなさんのおかげで楽しく真剣に、たくさんのことを学ぶことが出来ました。ここでの経験に学び、さらに勉学に励みたいと思います。

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