教育・学習支援E・Sさん

 自分の専攻分野的に考えると今回の実習は、美術館の方がいいのではないかと考えていましたが、色々調べていく中で大町山岳博物館の存在を知り、実習内容がとても面白そうだと感じたため、参加させていただきました。
 博物館の三大業務と言われる、調査研究、収集保管、教育普及の実習を中心に体験させていただきましたが、中でも印象に残っているのは「こども夏期だいがく」のイベント参加と最終日に行った博物館のスポットガイド演習です。
 こども夏期だいがくでは、参加者の方たちと一緒に蝶を採取しました。虫取り網をもって「さぁ、虫を採りに行くぞ!!」といった体験は本当に小学生以来だったのでとても楽しく、気付いたら実習生という立場を忘れて子供たちと一緒に楽しんでいたというのが正直な感想です。ですが、外に出て遊ぶといったことが少なくなっているこの時代に、このようなイベントを開催して子供たちに自然の素晴らしさ、面白さを知ってもらうことは、イベントに参加した子供たちのキラキラした姿を実際に見て、とても重要だということを改めて感じました。また、教育普及活動という点においても、楽しみながら学ぶことの大切さを身をもって体験することができました。
 そして、最終日のスポットガイド演習では、自分の知識の乏しさを痛感し、学芸員の方たちのすごさを実感しました。自分が何を伝えたいのかを端的にわかりやすくまとめる技術や、日々の調査研究と様々な施設との連携による知識の構築が、博物館の魅力発信と質の高い教育普及につながることを学ぶことができました。
 担当の学芸員さんをはじめ、職員の方々には様々な場面でご配慮をいただいたこと、そしてこの大変な状況下の中でも快く実習を受け入れていただいたこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。今回の経験で培った力を活かし、学びの幅をもっと広げて、新しいものをどんどん取り入れていきたいと思います!!6日間という非常に短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました!!

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