私は、高校生の時に初めて登山を行い、その山の美しさに魅了され、現在の大学で森林について学んでいます。その中で「山の美しさや保全する意義などをどのように人に伝えていくべきなのか」、また、「地方博物館における地域の役割はどのようなものがあるのか」に興味を持ち、貴館の博物館実習に参加させていただきました。このようなコロナ禍ではありますが、実習を受け入れていただいた館長をはじめとする多くの学芸員さんや職員の方々温かいご指導によりとても濃い6 日間を過ごすことができました。
　博物館が行っている詳しい事業の説明や取り組みなどをとても丁寧に説明していただき、大学の授業では学ぶことのできないことを多く学ぶことができました。実習の中で一番印象に残っていることは、２日目に行われた教育普及活動の補助事業です。子供たちが目をとても目を輝かせながらお話を聞いていたり、多くの質問をしていたりする姿を見て、私も子供の頃に多くの博物館の催し物に参加しておけばよかったなぁと思うほどのものでした。また、スポットガイド演習では展示物を来館者の方に理解しやすいように伝えることの難しさや年代別にわかりやすい言葉で伝えることの難しさなどを多く学ぶことができました。
　貴館で学ぶことのできた博物館についてのこと、また、人と人とのつながりを大切にすることの重要性などは、今後の私の人生に必ず役に立つものだと思っています。末筆ではございますが、大変お忙しい期間中に貴重なお時間を頂き本当にありがとうございました。