教育・学習支援日本大学T・Sさん
私は、大学で気象や山岳気候に関する研究をしていることから山岳博物館に興味を持ち実習に参加させていただきました。
野外実習では、「セミの抜け殻探し」や「化石探し」の教育普及事業の補助を行いました。その時に大町市では遠くまで行かなくてもすぐ近くに魅力ある自然があり、通常の常設展に加え新しい発見ができることを学びました。さらに、実際に本物の自然を見て、触れることで子供たちが新しい物ごとに興味を持つきっかけづくりにも繋がることを学びました。受付やスポットガイドでは、実際に来館者の方に向けて接客を行ったり、コマクサの展示解説を行いました。この実習を通じて、学芸員としてのコミュニケーション能力の大切さを痛感しました。
博物館の事業に関する説明では、教育普及事業に関する説明や、展示や保存に関することを詳しく説明してもらいました。博物館が地元の小学校や地域の方々との関わりの重要性を学びました。
大町山岳博物館では、冬の来館者数が少ないという課題などがあります。これを改善するために、今後は雪を使った企画展や課外活動を行うことで解決できるのではないかと感じております。
博物館実習では、6日間という短い時間でしたが、沢山の学芸員の方や実習生の方にサポートを頂きながら、学芸員として必要となることを沢山学ぶことができました。本当にありがとうございました。