教育・学習支援信州大学N・Tさん
学芸員実習中はお忙しい中大変お世話になりありがとうございました。大町山岳博物館にはこれまで何度か見学に行ったことがありましたが、実際に説明してもらうことで初めて気づいた点が多くあり、とても勉強になりました。
さんぱく子ども夏期だいがくでの化石掘りでは、子供たちが自分で化石を見つけることでとてもイベントを楽しんでいる様子が印象的でした。また、子供たちだけでなく保護者の方々も夢中になって化石掘りをしている様子を見て、親子で楽しめるイベントだったなと感じました。一方で、博物館側の人数的な不足もあると職員の方からお話を伺い、理想とのギャップがあることも知りました。自然ふれあい講座では、セミの抜け殻探しのような身近な遊びを通して、地球温暖化の問題を子供たちに伝えることができるということも学ばせていただき、貴重な体験でありました。
スポットガイドでは形式が自由であるための難しさを感じました。一から準備をする際に、どんな形式で行うのか、どんな方々を対象に説明するのかまで考えないといけないのだと実感しました。また、実際に説明を行う際にも思い通りにいかないことも多く、来館者の方とのコミュニケーション力も大切だと感じました。難しいと感じることも多かったですが、スポットガイドを体験して学んだことも多く、とても良い経験をさせていただきました。
学芸員の方々の一つ一つの仕事が大変であることや、地方博物館の現状など、学校の授業では解からなかったことが実際に体験することで実感できました。6日間の短い期間でしたが貴重な経験をさせていただきました。この経験を今後に生かしていきたいと思います。