私は大町近辺の出身で山岳関係に興味があったため、大町山岳博物館で実習でさせていただきました。が、専攻は日本美術史という全く関係のない分野です。それでもこの博物館に実習をお願いしたのは、博物館がどのようなものなのかを見たかったからです。
この博物館は、これまで見た美術館よりも教育施設的な意味合いが強いと感じました。それは地域密着型？の博物館だからかもしれませんが、来館した子供が楽 しめるようにスタンプラリーを行ったり、展示の説明を簡略に・見やすい位置にといった事を考え、更に大人向けには詳しい説明の展示を用意するなど、すごく 工夫して展示されている事を実感しました。実際に仕事を体験させてもらう中でそういったアドバイスをいただき、ようやく感じがつかめてきたという所で実習 期間が終わってしまい、もう少しやりたかったなーと大学の夏休みを自主的に延長してしまおうかと思いました。
ところで、「博物館」という漢字は、なんだか見た目がいかついです。そんな感じで職員の方々がみんな怖かったらどうしようかと最初は思っていました。全然そんなことはありませんでした。とても楽しく学ばせていただきました。