スタッフブログ私の部屋

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こんにちは。付属園では、冬の間にたくさん降り積もった雪はすっかり解けてきており、暖かい日が続いています。動物たちが日の当たるところでのんびりと日向ぼっこしていたり、池には春一番に咲くザゼンソウがいつのまにか姿を現していたり、フキノトウも雪の下からひょっこり出てきていたりと、春はすぐそこまで来ているように感じます。そんな春に向けて、付属園のある動物が、引っ越しをして新生活を始めています。
新生活を始めているのは、3月15日に展示公開予定のライチョウのメスです。このライチョウは、一昨年に生まれ、1年半以上姉妹のもう1羽のメスと生活してきました。同じ部屋で生活していた頃はたまにケンカをしたり、夏の産卵期では産座(卵を産む巣)で2羽仲良く入っていたり、仲睦まじく生活してきました。去年の秋頃に部屋を分け、それぞれの部屋になりましたが、金網や透明なパネルで仕切られており、姿は見える状態でした。同じタイミングで餌を食べたり、隠れ場所に入って休んだり、姿が見える近くの場所で夜寝たりと、部屋は分けられても、2羽での生活に変わりはありませんでした。
ライチョウの部屋は、糞などを掃除するために、毎日掃除の時は部屋の外のケージに収容し、その間に部屋の中を掃除をします。収容するとき、2羽一緒に1つのケージにいれるのですが、ケンカすることもなく、静かに待っています。掃除が終わると、1つの部屋へ2羽一緒にケージから出し、そこからそれぞれの部屋に1羽ずつ分けます。1羽ずつ誘導を行っていましたが、慣れた頃には、自ら動いて自分の部屋へと戻っていくようになりました。ちゃんと自分の部屋を分かっているようで、とってもお利口です。
そんな2羽のうち1羽を展示公開することが決まり、展示する棟へ移動することになりました。移動してから数日は落ち着きがなく、ウロウロしたり、餌が食べられなかったり、心配していましたが、3週間ほど経った今では慣れてきたのか、落ち着いてきており、食欲もあります。今は、観察室の窓ガラス越しに人がいることに慣れてもらおうと、練習中です。
父、母、姉妹と生活していた棟を離れ、今は展示する棟で1羽静かに生活しています。人間でいうと、まるで親元を離れ、一人暮らしを始めた娘のようです。3月15日は初のお披露目の日です。大勢の人にじっと見られることにまだまだ慣れていないので、静かに温かく見守って頂けると幸いです。頑張る娘の晴れ姿、ぜひ見に来て下さいね。
※ニホンライチョウの公開時間は午前11時~午後3時までとなっております。ライチョウの体調によってご覧頂けない場合もございます。

富所由希

投稿者富所由希

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