スタッフブログ2歳になりました。

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さて、今回のブログではどんなことについて書こうかな、と悩んで過去の記事を見返していると、なんと、まだきちんとご紹介していない動物に気がついてしまいました。そう、付属園入口のすぐ横でお客さまを最初に出迎えてくれる、あの動物です。ということでお待たせいたしました。今回の主役は、スバールバルライチョウになります。

付属園でスバールバルライチョウの飼育が始まったのは2015年からで、現在はメス3羽を飼育しています。たまに日本産のライチョウと間違われてしまうのですが、もともとノルウェーのスバールバル諸島が原産で、ニホンライチョウの近縁種です。日本よりもさらに寒い地域に生息している種ですので、冬には強いのですが、夏本番を迎えるこれからの時期は少し厳しくなります。展示場は暑いときは25℃を超えてしまうため、エアコンの効いた室内との往来を自由にできるようにして、涼しい空間も利用できるようにしていますが、今のところはあまり室内には入らず、外の展示場に出てきてくれています。
ところで、上の写真のスバールバルライチョウは色が全然違いますが、どちらも同じ個体の写真です。全身白色になるのが冬羽、お腹と足以外が茶色いほうが夏羽になります。冬と夏、と聞くと、気温の変化で色が変わるような気がしますが、実は、気温ではなく日照時間が重要な役割をはたしているのです。ですので、人工的に照明を管理すれば、夏にまっ白なスバールバルライチョウを見ることもできます。生え換わりの時期には、白色と茶色のまだら模様になるのですが、色の割合が変化していくのがよくわかるほど、あっという間に生え換わりが進んでいきます。
ふと気がつくと、3羽そろって今月でちょうど2歳になりました。羽の生え換わりもあっという間ですが、成長もあっという間です。2年前に卵から産まれたときは、孵卵器内が映るように設置したビデオカメラの映像を当時の飼育関係者みんなで見つめながら、無事に1羽孵化するたびに「おーっ」と歓声をあげて喜んだのを覚えています。今では、砂浴びをしたり、のんびりうたたねをしたり、勢いよくごはんを食べたり、本当に大きくなりました。また、展示場では、窓ぎわでこちらの様子をじっと見ていることもあるのですが、ひょっこりと頭だけ見えている光景がとてもかわいらしいです。少し見つけづらいのですが、いないなあ、と思ったときには、展示場の手前もよく探してみてください。日本産ライチョウは現在公開しておりませんが、その分、スバールバルライチョウをじっくりご覧いただき、魅力を見つけてもらえたなら嬉しいです。

内田木野実

投稿者内田木野実

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