スタッフブログ冬に向けて

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 9月もそろそろ終わりに近づき、朝晩の冷え込みや日没の早さから、だんだんと秋の気配を感じるようになってきました。付属園でもクリやドングリなどが実をつけはじめ、少しずつ紅葉も始まっています。そんな変化にあわせて、動物たちも、一足早く冬に向けて準備を進めているようです。栄養を蓄えるために食べる量が増えるだけではなく、毛や羽が夏のものから冬のものへと生え変わる“換毛”“換羽”といった現象も、寒さから身を守るための手段の一つです。キツネやタヌキなどは、体がモコモコと丸くなってきて暖かそうなのですが、鳥類は抜け落ちた夏の羽で全身がぼさぼさしていて、少し寒そうに感じてしまいます。特にキジの2羽、オスの“パパ”とメスは、なんとも豪快な換羽が起こっているようで、大丈夫かな?と少しだけ心配になるくらいぼさぼさしています。毎年のことらしいのですが、初めて見た私はとてもびっくりしてしまいました。30cm近くあった長い尾も、尾羽が抜けてすっかり短くなっています。メスはちょこんとした短い尾もなんだかかわいらしく見えるのですが、1本だけ長い羽が残っている“パパ”の尾は、私の目にはなんとも寂しげに映ります。換羽が終わり、きれいな尾になるまでもう少し辛抱、といったところでしょうか。

 同じ鳥類の換羽でも、ライチョウやマガモのように羽の色が変わる種類もいれば、トビやキジのようにほとんど同じ色の羽が生えてくる種類もあります。そういった違いを探してみるのも、面白いのではないでしょうか。ぜひ、この時期にしか見られない動物たちや彼らを取り巻く自然の変化を体感しに、付属園へお越しください。

内田木野実

投稿者内田木野実

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