スタッフブログはじめまして

  • uchida1.JPG
  • uchida2.JPG
 はじめまして。今年度より市立大町山岳博物館の付属園で動物飼育員として働かせていただくことになりました。皆様に、大町市や北アルプスに生息する動物の魅力をお伝えできればと思います。未熟な部分も多いですが、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年度が始まって2ヵ月近くが経ちました。4月から新たな生活が始まった方も、少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。付属園にも、ひと月ほど前から新しい環境での生活を始めた1羽のトビがいます。名前を“マサムネ”といい、今まではお客様から見えないところにいたのですが、トビやチョウゲンボウを飼育している鳥舎の一部屋に移動して、このたび展示デビューを果たしました。
マサムネは、2008年8月に池田町で衰弱していたところを保護されました。左眼に障害があり、野生にかえしても自分で生きていくのが難しいという理由から、付属園で飼育をしています。障害のある眼は失明しているため、翼を広げて飛ぶことはできませんが、止まり木の上を歩いたり、2本の止まり木の間を移動したりと、元気に暮らしています。人を怖がる様子はなく、すぐ横までそっと近づいても逃げませんが、掃除道具であるブラシやホースから出てくる水は苦手なようで、掃除をしていると、遠くに逃げて「はやく終わらないかな」という視線でこちらを急かしてきます。一方で、エサはお皿から直接食べず、手の上に乗せてからでないと食べないのですが、触ろうとするとそっと身体を引いて避けるという、なかなか距離感がつかめない性格の持ち主です。この頃は、エサを与える時にさえずりのような声で鳴くために甘えているようにみえ、今日こそは触れられるかな、とゆっくり手を伸ばしてみては、やはり避けられてがっかりする、という繰り返しの毎日です。移動させたばかりの頃は落ち着かない様子だったものの、最近は少し慣れてきているのか、ときどき、隣にいる同じくトビの“ポン吉”を覗いているような仕草をみせる事もあります。ぜひ皆様も、開園した際には、新しくお披露目となる“マサムネ”をゆっくりご覧いただけたら、と思います。

内田木野実

投稿者内田木野実

ページ先頭へ