スタッフブログ工事中のハクビシン

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11月15,16,17日に旧マーモット舎の解体工事のため付属園を3日間臨時休園しました。休園中も動物達はお腹を空かして待っているため、飼育員はもちろん出勤です。
 工事では大きな音や工事車両の出入りがあるため、当日は動物達の行動に注意を払い、工事場所の近くの動物達は前日までに移動させるなどの配慮が必要になってきます。今回の工事で特に心配したのは、ライチョウたちでしたが、工事が始まっても普段と変わらない姿を見せてくれました。
 ですが付属園の動物達全てが動じなかったわけではなく、キツネ、ハクビシン、タヌキなどの動物達は怖がっていました。中でもハクビシンの雄のマメとブーは普段からは想像もつかないほどの変わりようでした。
 普段のマメは餌を見ると餌台の上にのぼり、餌台から全力で体を乗り出して餌を早く置いてくれと催促するのですが、工事の日は大きな音が怖かったのか寒さ対策として置いている毛布の中から全く出てこず、毛布をめくって顔を見てもほっといてくれと言わんばかりの顔でこちらを見てきました。
 ブーは天井にのぼってしまい餌を定位置に置いても降りてきません。同じ獣舎で飼育している雌のビーは普段と変わらず餌をモリモリ食べていました。餌を置いたままではブーが食べられないだけではなく、ビーが食べ過ぎてしまうため天井にいても食べられるようにエサ皿を顔の近くまで持ち上げました。持ち上げたことで煮イモ、バナナを食べ、リンゴを食べようとしましたが、50gの塊であげているため、かじりついた後どうすることも出来なくなっていました。
普段なら前足でリンゴを持ちかじりとって食べていますが、天井という不安定な場所のため、足を天井の梁から離すことができなかったのです。最後はビーにリンゴを取られ、皿に残っていたドッグフードも食べられてしまいました。

人間の世界では女性の方が精神的には強いとよく言われますがハクビシンの世界でも雌の方が精神的には強いようです。

多田晴彦

投稿者多田晴彦

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