スタッフブログ目の上の赤いヤツ

  • 9番9番9番9番9番9番.JPG
  • おいちおいちおいちおいち.JPG
 最近、園内にウグイスのさえずりが響き渡っています。桜は散ってしまいましたが、改めて春の訪れを感じます。寒くて長い冬ともしばしのお別れですね。

 付属園のライチョウ達はみんな冬羽から夏羽に衣替えしています。それと同時にオスの目の上の赤い部分が目立つようになってきました。この部分は肉冠(にくかん)といいます。眉毛のようにも見えますが、皮膚の一部が突出したものなので、羽毛は生えていません。今回はこの肉冠についてお話していこうと思います。

 ライチョウの肉冠は常に出ている訳ではありません。時期や彼らの気持ちの変化によって、出ていたり、出ていなかったりします。

 夏羽(またの名を繁殖羽)の時期はライチョウの繁殖期です。この時期のオスは肉冠を大きく広げ、メスにアピールしたり、縄張り争いをしたりします。なので、肉冠を出した姿をよく観察出来ます。そして繁殖期が終わると肉冠を出していることは少なくなります。付属園のオス達も、秋から冬の期間は肉冠を閉まっていることが多いです。写真左は隣室のメスが気になっているオスです。深い赤色の肉冠はメスの目にどう映っているのでしょうか?因みにこのオスは飼育員の間で園内一カッコいいと噂されています。

 また、肉冠はオスだけでなくメスにもあります。小さくてあまり目立たないので観察するのはなかなか難しいです。写真右は向けられたカメラがいつもより近かったのか、少し緊張しているメスです。オスより淡い、朱色の肉冠がちらっと見えています。

 ライチョウの気持ち的に、興奮している時や緊張している時は肉冠を出し、リラックスしている時や落ち着いている時は閉まっているようです。

 世界にはオレンジ色や黄色の肉冠をもつライチョウも存在します。どの種類もとても魅力的なので、気になった方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか?

小里玲奈

投稿者小里玲奈

ページ先頭へ