スタッフブログライチョウのヒナが産まれ、1ヶ月が経ちました

2019.8.15 栗林ブログ(2019.8.10の雛) .jpg

7/14にライチョウの雛3羽が孵化し、早一か月が経ちました。
3羽とも現段階で餌の食い込みがよく、体重増加も安定しており、無事成鳥に育った過去の雛と比較して目立った行動の違いが見られないことから、順調に育っていると言えます。

当館では本年7羽の雛が誕生しました。
産卵はほぼ1日おきに1卵であり、長期間卵を保存できないことから、前半(1~6卵目)と後半(7~13卵目)の2度に分けて孵卵器に入れたため、産まれた時期も前半・後半で異なります。

前半(6/27~6/29に孵化)に産まれた4羽の雛は、残念ながらすべて亡くなりました。現在死因を究明しておりますが、改めて人工育雛の難しさを痛感したところであります。
雛の生育には温度や餌、病気など未知の部分が多く、研究機関や他の飼育施設と情報共有しながら試行錯誤の連続です。

後半(7/14に孵化)の3羽は上述の通り順調な生育が見られます。しかし、決して油断はせず、細かな変化など見逃さないよう注意して観察を続け、無事成鳥へとなれるよう努力して参ります。

栗林勇太

投稿者栗林勇太

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