スタッフブログ付属園の長老

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今回お話しするのは付属園生活が一番長いおじいちゃんフクロウです。ヒナのうちから飼育されてきた個体で見かけこそ老いを感じないものの、最近では高く飛び上がることが出来なくなりました。お気に入りの場所だった天井付近の梁には止まらなくなり、手前の低い枝で金網越しに外を眺めて過ごす時間が増えました。けれど全く飛べなくなったというわけではなく、餌場の台や奥の砂場などの低い場所へと飛んで移動することは問題ない様子。

 そんなのんびりした隠居生活を送っている割に、獣舎に入ってきた飼育員へ向けて嘴をカチカチ鳴らす威嚇行動は健在です。掃除の際、普段止まっている枝の下に溜まる糞をデッキブラシで擦って洗い流すのですが、その間も気を許さないとばかりにあの丸い大きな目でデッキブラシを凝視してきます。また、体を低くして上の方を見つめる体勢(飛ぶ直前に見られる姿勢)を取り、チラチラとこちらを伺っては飛んで逃げようかどうしようかと迷っていることもあります。そんな時には作業の手を止めて一歩引けば、いそいそと姿勢を正して再びこちらを凝視してきます。近づかれるのは嫌だけれど出来れば飛びたくない、という気持ちが伝わってきます。

 本来は夜行性の鳥ですが展示個体ということもあり昼間に起きていることも多く、じっと外を眺めている姿をよく見かけます。居眠りをするとき、たまにこっくりこっくりと船を漕ぐのですが、顔が下がるのではなく後ろに反っていくという不思議な動きをすることがあります。近づくと起きてしまうので、いつか動画に収めてみたいとチャンスを伺っています。

遠藤モナミ

投稿者遠藤モナミ

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