スタッフブログ監視カメラで発覚!

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 皆さん、動物たちは一日どんな生活をしているかご存じですか?動物園に行ったときに、ある動物だけを一日中観察したことのある人は少ないと思います。基本的にはエサを食べていたり寝ていたりする姿を見ることが多いのではないでしょうか。中には人が来ると警戒してしまいじっと動かなくなったり、サッと移動して物陰に隠れたりと姿を見せてくれない動物もいるでしょう。

 付属園のトビ舎で飼育しているトビ達は基本的に警戒心が強いです。1羽マサムネという名前のトビは除いてですが…。飼育員が掃除のため獣舎に入ってくると大慌て!絶対に目を放すまいとじっとこちらを見つめてきます。エサをあげた時も飼育員の姿が見えなくなってからエサを食べに来ます。トビ達は人に見られているときは警戒心がほぐれず、なんだか緊張している様子です。

 そこで登場するのが監視カメラです!監視カメラは体調の悪い個体の夜間の様子を確認したり、動物の行動を観察したりするのに使います。監視カメラを使えば人がいないときのトビ達の様子を観察することができます。今回は5羽一緒に暮らしているトビファミリーのところにカメラを設置してみました。

 カメラを確認してみると普段見たことのない姿が見えてきました。1羽のトビが止まり木に止まっているとき羽を広げ始めたのです。その日は天気が良く絶好の日向ぼっこ日和でした。両翼を日の当たるほうへと広げ、しばらくその体勢でいる姿が確認できました。普段この姿は見たことがなかったためビックリ!他の数羽も羽を広げる姿が確認できたので思っているより頻繁にしている行動かもしれないです。監視カメラ越しだからこそ確認できたトビ達のリラックスした姿です。飼育員がいてもその姿を見せてくれる時が来ると嬉しいです。


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