スタッフブログトノサマガエルvs.狩蜂
博物館で栽培しているミズオトギリの開花、送粉様式などを観察していたときのことでした。花には蜜や花粉を求めておもにハチ目やハエ目が訪れ、なかでも狩蜂のなかまがよく訪れていました。これらは、開花前のつぼみの段階から訪れて花間を移動していたことから、餌資源として認識しているものと判断されました。それらを写真撮影していると、なんとバットのなかに潜んでいたトノサマガエルが飛び上がり、ぱくんっとドロバチのなかまを一飲み。これはすごい!と思い、すぐさまビデオ撮影に入りました。つぎに飛んできたのはキイロスズメバチ、果たしてどうなるだろうかと息を潜め見守ると、、、一瞬のことでした。トノサマガエルは飛び上がりキイロスズメバチを一飲み。その後も吐き出すことはなく、翌日もトノサマガエルは元気でした。肝心の撮影ですが、一瞬なにかが斜めに横切りキイロスズメバチが消えたという感じで、説明がないとわからない状態でした。残念。でも、遠足で訪れてお話を聞いてくれた園児のみなさんには好評でした。たぶん。