スタッフブログこんなに暑くて大丈夫!?

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 みなさんこんにちは。梅雨が明け、ほぼ毎日30℃を超える真夏日が続いて夏本番という感じがしています。付属園の動物たちも日陰に入って涼んでいる姿をよく見かけます。

 時々、来園者の方から「飼育しているライチョウはこんなに暑くても大丈夫なんですか?」とご質問をいただきます。確かにライチョウは北半球北部に広く分布しており、寒冷地に適応した鳥です。付属園で飼育しているニホンライチョウも、標高2200~2400m以上の高山帯や亜高山帯で生活しているので、こんなに暑くてちゃんと飼育できているのか心配になる気持ちはよくわかります。質問の答えは…大丈夫です、ご安心下さい。というのも、ライチョウの飼育室はエアコンで温度管理されており、実際の室温はだいたい20℃以下になっているからです(たまに超えます)。外から飼育舎の中に入ると「あ~涼しい」と感じるくらいです。付属園に入ってすぐ左にいるスバールバルライチョウも展示室にエアコンはついていませんが、涼しい室内に自由に出入りできるようにしています。

 ライチョウの室温の疑問にお答えしてきましたが、1つ、飼育員が悩まされることがあります。それは飼育室内と外の温度差による窓の結露の発生です。この時期、ご来園されたことがある方ならわかるかもしれませんが、ライチョウ舎の観覧通路から中を覗ける窓が全体的にくもって中が見えにくくなってしまっているのです。毎朝窓用洗剤を使って窓を拭いていますが、最初こそくもりにくくなるものの時間がたつとくもり始めます。ご不便をおかけしますが、もし観覧用の窓がくもっていたら台に置いてあるワイパーをお使いください。

まだまだ暑い日は続きますが、涼しげなライチョウや夏ならではの動物たちの姿を見にぜひご来園ください。


写真左:メスのニホンライチョウ 写真右:オスのニホンライチョウ

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