スタッフブログトビの行動

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みなさんこんにちは。付属園の池にはザゼンソウやミズバショウが咲き始め、東京では桜の開花宣言もされ、最近、一気に春の訪れを感じます。ポカポカしていてお出掛けにはちょうど良い気温ですが、花粉症の人にとってはつらい季節でもありますよね。このブログも、目を擦りながら書いています。

さて、ここで話は変わり、私が鼻をすすりながらトビを見ていておもしろいなと思った行動を紹介します。それは「食後の嘴のお手入れ」です。

トビは肉食なので、付属園での餌は馬肉、豚のレバー、ヒヨコ、鶏を与えています。お肉の脂や血、ヒヨコの小さな羽など、食べ終わるころには嘴にべったりついており、その時の満足げな顔も子供のようでとてもかわいいのですが、その姿を見て満足して帰ってしまう方がほとんどです。あと少し、ほんの数分待っていただくとそれは始まります。
「トントントン」、「カッカッカッカッ」、そんな音を立てながら嘴を止まり木に擦りつけるトビたち。とても念入りにやっているので数分間は見られます。同室で飼育している5羽が木の上で一斉に首を動かす姿はもののけ姫のこだまを彷彿とさせます。1羽で飼育している個体も食事の後はしっかりお手入れをしていました。付属園にはトビ以外にも、チョウゲンボウやフクロウといった猛禽類がいますが、タイミングが合わずその行動は見られていません。いつか見てみたいものです。

飼育員がトビの部屋を掃除しているところに遭遇したらチャンスです。掃除後に餌をあげているので、そこから食事風景を楽しみつつ数分お待ちください。ご来園のタイミングが合いますように。

写真左:お肉を食べるトビ 写真右:池に咲くザゼンソウ

唐澤紗波

投稿者唐澤紗波

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