スタッフブログお気に入りの、あれ

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【写真左:15年前のマメ 写真右:現在のビーちゃん】

突然の質問ですが、皆さんは馴染みのものやお気に入りのものはありますか?昔から使っているタオルケットが今でも手放せない、そんな話もよく耳にします。かくいう私も、幼いころに買ったアザラシのぬいぐるみを今でも枕として愛用しています。

付属園で飼育しているハクビシンのマメとビーも昔から毛布がお気に入り。この2匹は2005年と2007年に、生まれて間もなく親とはぐれていたところを保護されてきました。当時の写真や動画を見返してみると、そこには毛布にくるまっている2匹の可愛い姿がありました。それから早くも15年と17年が経ちます。手先が器用なマメは毛布の扱いも上手く、しっかりと毛布の中にもぐりこんで寝ていますが、ビーちゃんは苦手なのかいつもお尻だけ出てしまってます。

今年は梅雨明けが早かったので暑い日が長く、体感的には「もう夏も終わりかな?」という感覚に陥っています。付属園にいる動物(スバールバルライチョウを除く)は日本に生息している種類なので気候に適応していますが、それでも暑さはこたえるようで、水浴びをしたり、日陰で過ごしたり、冷たい土の上に座ったりとそれぞれ対策を練っているようです。

ただ問題なのが、先ほどお話ししたハクビシンたち。どんなに暑い日でも毛布の上で寝ているのです。ハクビシンは夜行性なので朝から夕方まではそれほど活発に動きません。飼育環境に慣れたマメとビーちゃんですが例にはもれず、飼育員が餌やりと掃除に入る11時半頃と16時半以外は基本的にウトウトとのんびり過ごしています。2匹の寝ている姿はとても可愛く大好きなのですが、毛布の上で暑そうに体を伸ばして寝ている姿を見ると少し心配になります。毛布を取ってしまおうかと迷っていましたが、最近はさすがに暑すぎるのか、毛布は諦めて木の台で寝るようになりました。ハンモックなど、もっと快適に過ごせるように何か考えていこうと思います。

朝には毛布にくるまって寝ている姿、ご飯の時間には器用にリンゴを両手でつかんで食べる姿、午後には警戒心ゼロですやすやと眠っている姿が見られるかもしれません。そんな可愛いがつまったハクビシンのマメとビーちゃんを見に、ぜひご来園ください。


唐澤紗波

投稿者唐澤紗波

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