山岳博物館では、創立60周年という節目を迎えるにあたり、長年ライチョウ研究に携わってきたこと、また、今年7月に松本市で第12回ライチョウ会議長野大会が開催されることから、世界のライチョウを紹介するとともに、国内に生息するニホンライチョウの現状と最新の研究成果を紹介する企画展を開催します。 この企画展では、北半球に広く分布している海外のライチョウのはく製標本を展示します。また、世界の最南端に生息しているニホンライチョウについて、最新の研究成果を紹介します。ライチョウを通して、遺伝的多様性・種の多様性・生態系の多様性、さらに景観の多様性といった生物多様性について、そして、地球規模で進んでいる環境変化について考えていただくきっかけとします。