スタッフブログスバールバルの嫁入り

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12月は動物とのお別れのある月となりました。
お別れというとパッと思いつくのはあまり良いことではないですが、今回は良いお別れの報告です。
なんと付属園で飼育していたスバールバルライチョウ3羽のうち1羽が飯田市立動物公園に嫁入りしました。
個体の愛称はなっちゃん。愛称がなっちゃんになったのは個体識別のためにつけている足環の色がオレンジだったからです。3週間ごとに1週間展示していたので来園してくださった方はなっちゃんを見ていたかもしれません。
今回の移動は全国的に飼育しているスバールバルライチョウが高齢化してきており今後もスバールバルライチョウを皆さんにご覧いただくため、飼育技術の向上のために繁殖を目指しての移動となりました。

なっちゃんは付属園のスバールバルライチョウの中では最も母性を感じる個体でした。他の2羽が卵をほとんど産まなかった年も1羽だけ正常な数の卵を産卵し、別の年には狭いケージの中だったにも関わらず、産んだ無精卵を抱卵していました。抱卵しているときに清掃に入り、近づくとクークー鳴いて必死に守っていました。ですが、食い意地の張っている時期だったので給餌すると卵なんてそっちのけで餌をつついていたのを今でも覚えています。

スバールバルライチョウは自分が働きだした時からいた個体たちで、付属園の中でも少し特別な存在となっていました。こんな形で間近で見ることができなくなるとは思ってなかったので、少し悲しい気持ちもありますが、嫁入り先でも元気に暮らしてほしいものです。そしてなっちゃんの息子や娘たちに会える日を楽しみにしたいと思います。

多田晴彦

投稿者多田晴彦

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